新倉庫棟竣工!医薬品製造における多様なニーズに応える高度な保管管理の実現へ

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医薬品・原薬の製造・研究受託事業を行う十全化学株式会社(所在地:富山県富山市、取締役社長:廣田大輔)の新倉庫棟が竣工いたしました。



弊社では富山工場内の敷地利用再編計画の一環として、2020年より倉庫再編計画プロジェクトを推し進めてまいりました。


◇倉庫再編計画のコンセプト

  • 製薬メーカー様及び規制当局の製造に使用する原料及び製品の保管品質のご要求を高度に実現すること
  • 不安定な医薬品に対する特殊温度域(低温)での保管能力の拡充のニーズに応えること
  • 敷地内に点在する倉庫群を集約することによる荷役作業の安全確保及び効率化促進、ならびに用地の効率利用


2023年8月より着工を開始し、2024年9月に完成。このたび2024年09月24日に竣工式を執り行いました。



◇新倉庫棟の特長


【構成】

GMP対応の一般自動倉庫棟と4類危険物自動倉庫棟で構成されております。

○一般自動倉庫棟

日米欧の三極に適合した管理温度15~25℃で保管できる自動ラック区画、5類危険物倉庫2室(うち1室は25℃)、冷蔵倉庫(2~8℃)、冷凍倉庫(-20℃以下)で構成。荷受けエリアと荷捌きエリアを設け、原材料の取り違えを確実に防止する設計となっております。

2階にはフィルターを介して清浄な空気が供給されるサンプリング室を2室備えており、倉庫から自動で原料をサンプリング室に搬入する構造で省人化を実現しました。また、サンプリング時に作業員を化学薬品から保護するウォークインドラフト及び局所廃棄設備を備えております。

○4類危険物自動倉庫棟

富山県内でも施工実績が少なく、医薬品に使用される危険物の保管管理品質を高度に保証しております。


【建屋構造】

○ラック区画

ダブルリーチスタッカークレーンを採用し、限られた敷地の中での保管の高密度化を実現。保管数量の増強を図っております。また、制振構造ラックを採用し、地震による保管物の荷崩れのリスクを大きく低減。さらに、弊社のBCPに基づいた水害による保管物の被害を回避する設計を取り入れております。

○外壁

ALC(オートクレーブ養生された軽量気泡コンクリート)を使用。無窓構造方式による高い気密性を実現し、防虫・防塵対策を確実なものとしております。


【倉庫管理システム】

医薬品製造の保管管理にふさわしいシステムを導入。確実なセキュリティを含めたデータインテグリティ対応により、データの完全性を保証。高品質な保管管理を実現しました。



【設計・施工】

設計コンサルタント:(株)シーエムプラス

設計・施工:近藤建設(株)


竣工式の後、新倉庫棟を望む本社屋4階テラスにて直会が催されました。


このたびの新倉庫棟の完成に伴い、これまで以上に広いニーズに応え得る保管管理環境が整いました。更なる高度な医薬品の保管管理を実現し、引き続き医薬品・原薬の製造研究受託事業を通じて、社会貢献を図ってまいります。